2016/10/15

倉敷帆布のトートバッグができるまで(1)・ご注文

昨年夏、「星柄の帆布のトートバッグが欲しい」というご依頼がありました。依頼主は知人経由で時々特殊サイズの布小物をご注文くださる例の方です。途中で「こうなったさらに使いやすいかも。この比率を1cm変えたらもっとスタイリッシュになりそう」などの変更が多いので、それに対応することで私も自分のできることが増える気がしてかなりやりがいを感じるご注文です。

今回のご注文も完成するまで数段階ありました。私としては却下された(; ;)部分もそれなりによいのでは~?と思うので、もしそちらの形の方が良いという方がいらしたら、是非リクエストをいただけたら嬉しいです。と思い、完成形になるまでの過程を書くことにしました。

まずは依頼主に、minneさんで販売済みの帆布と天文柄の生地を組み合わせたトートバッグの商品ページをご紹介しました。これは惑星柄のプリント生地と8号帆布を合わせてレースでちょっとおしゃれに飾ったランチトートです。内布ももちろん天文柄で星柄のプリント生地を使用しました。内布の共布とレースで内ポケットを一つ付けました。私的にはかなりこだわって作ったのですが・・・。





依頼主の返事は「バッグの一部だけでなく、全体が帆布でできているものが欲しいのよね」とのことで、以下の内容で帆布のトートバッグ作製を開始しました。

・帆布一枚仕立て(内布なし)。
・生地は蓄光星座柄。
・星座柄の生地は片面のみ、もう片面は無地の帆布だけのダブルフェイス仕様。※ これは単にファッション的な理由ではなく、深い事情の説明付き。
・大きさは、ランチサイズとB5が入る位のサイズ
・持ち手はバッグ全体にぐるっと一周するタイプ

ご注文時はこの仕様で作製を開始しました。